札幌市民ならびに道民の皆様へ
3月11日に起きたM9,0の東日本大地震は、地震動と大津波によって、東北・関東地方に未曽有の被害を与えました。またそれによって福島原発で大事故が起きたことから放射線による被害もなお、続いています。
私たちは、東北地方にもっとも近い地域に住む者として、被災された方々への支援を、市民として行うことを考えました。さいわい、私たちのよびかけに応じて3月16日には80名を超える市民の方々が集まり、被災者の支援に向けた市民レベルの組織をつくることになりました。以後、なんどか、会議を開き、会の名称を「東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌」とし、3月25日の全体会議で、正式にスタートすることになりました。
すでにわたしたちのメンバーの何人かは、現地での支援活動を行っています。また、募金なども、行っています。私たちは、今後、以下のような活動をめざしておりますので、どうか、趣旨に賛同いただき、協力をお願いしたいと存じます。
「東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌」のめざす活動
- 命と人権、人と人とのつながり、民主主義と平和、もっとも弱いもの、助けを必要としている人たちへの支援を第一に考える人の集まりです。
- 参加されるひとりひとりの思いと活動を尊重し、被災された人や支援する人が新たに出会い、人と人がつながる場をつくりたいと思います。
- 活動として、次の4つを最優先します。
- 被災者の支援(ボランティア派遣、物資輸送・供給など)
- 被災者の受け入れ(北海道への受け入れとケア)
- チャリティ・募金(以上の活動を支えるための募金や資金調達)
- ネットワークの構築(札幌や道内でのさまざまなNGO・NPO、市民団体、ボランティア、個人のネットワークをつくり、1-3の活動を効率的に進める手助けをします)
すでに、札幌駅北口のエル・プラザ(男女共同参画センター)2Fの一角に、事務局を設けました。どうぞ、直接、おいでください。また、下記のアドレスにメールをいただいてもかまいません。一人でも多くの方々と支援のためのネットワークをつくっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
2012年12月01日
「東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌」共同代表
小野有五・みかみめぐる・富塚 廣