気仙沼、活動報告

気仙沼 活動報告、うけいれ隊 千葉 英希
 4月30日に気仙沼活動を終え戻ってまいりました。
 今回の活動がこれから現地ボラに行く人達の少しでも参考になれるとうれしいです。


期間:2011年4月23~30日
気仙沼唐桑地区神之倉教会(避難所)補修工事ボランティア
◎概要
 むすびば、うけいれ隊として各方面への協力要請活動中に出会った当別の震災支援団体『ほっとハウス』から避難所補修工事の依頼を受けました。大工4人はこの要請を主軸に『ほっと』に活動し他のメンバーは現地で元気を与えるライブとして支援の2本立て。『ほっとハウス』としては今回が第二回目の現地支援です。
◎気仙沼 神之倉教会
 当別の『ほっとハウス』は天理教の分教会で教会長の奥さんが気仙沼出身、神之倉教会は奥さんの弟さんが教会長をしている教会です。
◎当別『ほっとハウス』
 天理教の分教会であるものの、普段から宗教の枠を超え、音楽好きな人達や地域の人達のコミュニティースペースとして情報交換、イベントを企画するなどの地域活動発信基地となっている。
◎メンバー(11名)  
    千葉含む大工4人 (ログハウス メインのビルダー)
    木村マサト  (ミュージシャン・・・アフリカ太鼓)
    木下弘美 (環境系NPO hanna代表 ダンサー
                    富良野塾 ダンス指導)
    LIO    (災害カメラマン~世界各地)
    田中豊子   (カウンセラー)
    渡辺加世子  (『ほっとハウス』 教会の奥さん)
    小森康裕   (NTT職員、イベントコーディネーター)
    岩田秦昌   (積物屋 経営)
車4台  ・ハイエーススーパーロング  ・ランドクルーザー ・軽自動車      ・エルグランド
◎活動費 ~大工4人の活動費はむすびば受付にいらした方の
      \120000 でまかなわれました。
     〈詳細〉 ・車両燃料 (走行距離約1000キロ)代
            \24799     
          ・フェリー代(苫←→秋田~新日本海フェリー)
             行き~〈車〉 \26570(運転手①含む)
                〈人〉 \4200×③
             帰り~〈車〉 \23920(運転手①含む)
                    \3780×③
                    ※往復割引あり
            \74430-       
          ・高速道路代金
            \15150
          ・食費(4/23~30)
           \6840-(その他は現地、その他のメンバーから頂く)
     合計  \121219
◎活動報告 (時系列)
 4/23  9:00 ~荷造り 積込み(自宅、工房にて建築資材など含む)
     13:00 ~昼食、ミーティング、積込み
     16:00 ~当別出発
     19:30 ~苫小牧出港(新日本海フェリー)
  24 7:00  ~秋田港着
     14:00 ~途中、昼食をとり 気仙沼唐桑地区到着
       |   ~荷降ろし、被災地視察。給水活動補助
     17:00
       |   ~気仙沼唐桑レストハウス(ボラ員+被災地の集会所)
     21:00                でライブ 懇親会
 25  6:00
       |   ~小鯖地区(小さな港町)のガレキ撤去作業
                          (屋根の上)
     12:00
       |   ~神之倉教会補修工事 (片づけ、床はり)
     17:00
 26   6:00  
       |   ~神之倉教会 旧堂 屋根補修工事
     12:00  (瓦、撤去した後の雨漏りのひどい屋根の応急処置)
       |   ~小鯖地区のガレキ撤去作業(屋根の上)
     17:00
 27   6:00  
       |   ~神之倉教会 補修工事 (カベ下地 腰下はり)
     12:00
       |   ※陸前高田(有)共和建設、社長とコンタクトとり
     18:00  急きょ、仮住まい改修工事に取りかかる。(2部屋)
              (天井下地 床下地)
 28   6:00  
       |   ~陸前高田、仮住まい改修工事(床、天井)2部屋完了
     12:00 ~      ・倒れた電柱を切断撤去
       |          ・車庫解体
     13:00        ・道路脇にある屋根解体
                  ・壁下地ムキ出しの全壊家屋 解体
       |   ~気仙沼レストハウス発
     21:00    ※ (有)共和建設社長と別れのあいさつ
                   今後の継続的支援を約束
     21:00 ~ 秋田着 メンバーの知人宅に宿泊
 30   7:00 秋田 出港(新日本海フェリー)
     17:00苫小牧 着
◎今回の活動にて感じたこと
 『短期間』『多種多様なメンバー11名』『現地のボラコーディネーター』『現地の状況』『自分たちのできること』このキーワードの中で最良の行動をすることを考えると、いかに流動的に、いかに柔軟的に対応できるかということにあると思う。
 ・事前の準備(考えられること全て)
 ・常に選択肢を2.3考えながらの行動(無駄に何もしないでいる時間を無くする)
 ・最初に握った手に全力を尽くす(短期ボランティアでは優先順位は付けていられない)
 ・自己完結(宿泊、食事、健康管理、ケガ)
 ・現地の人のいらだちのサンドバック(相当なストレスを抱えている。それを受け止めるのも大きな心の支援)
 ・必要なこと以外は尋ねないけど話には耳を傾ける
 ・メンバーとの調和(各自の温度差はあるが各自の長所を尊重する)
          
 今回、大工4人としてかなり危険を伴う屋根の上の瓦礫の撤去作業や部屋の補修(避難所でストレスに悩む家族の仮住まい場所の確保)など短期勝負ではやれることはやった感はあるものの広大に拡がる無惨な光景に自分の微力さをいやというほど感じさせられた。(頭ではこの微力の積み重ねだとわかっているが)我々は帰ったらいつもの物に溢れている日常があるが彼らは長い長い復興の道程を何もない『0』から淡々と歩いていかなくてはならない。
 脳裏に焼き付けられた無惨な光景は一生剥がれることなくこびり付くことだろう。
 しかし、彼らの助けあう姿、無償の奉仕をする人々、そんな光景も一生胸の奥に忘れられることなく残るだろう。
 うけいれ隊のチラシはライブ班が石巻、大船渡、陸前高田と精力的にばらまいてくれ(200枚くらいは)現地の人々は北海道に来るとか来ないとかは別として(もちろん彼らの選択肢を増やしてあげる目的だが)我々うけいれ隊の気持ちを結べた思う。
 最後に今回縁があって出逢った当別の『ほっとハウス』の後方支援と陸前高田で出会い補修工事支援をさせて頂いた(有)共和建設の高萩社長への継続的支援(ボランティア+仕事の二方向)との最善策を考えていこうと思っている。
 今回、むすびばという母体があっての活動ができたことに深く感謝します。
 ありがとうございました。
                
 むすびば うけいれ隊 千葉 英希