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むすびば発展的解散に向けてのご挨拶

みなさまへ

 私たち「むすびば」は2014年3月をもって発展的に解散することになりましたのでご報告させていただきます。


 3.11直後の2011年3月16日、「むすびば」は、東日本大震災の被災者を札幌市民として支援しようという有志の呼びかけで始まりました。3月25日には正式に組織を立ち上げ、名前も、東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌(むすびば)と決めました。
 被災者と市民をむすぶ、市民と行政・企業をむすぶ、被災者同士を、支援者同士をむすぶ、という私たちがめざした目的を「むすびば」という言葉はよく表してくれたと思います。

 限られた予算と人員のなかで、私たちは「いちばん弱い人、いちばん困っている人に手を差し伸べることを優先しよう」と決めました。
 炊き出し、瓦礫の撤去、「健康棒」を使った心身のケアといった現地派遣の支援、岩手、宮城や福島から札幌に避難してこられた被災者の受け入れ、生活物資の供給、そして募金活動といった、無我夢中の数か月が過ぎると、次第に原発事故による放射能の影響が大きく認識されるようになり、福島やその周辺からの避難者が札幌にも激増しました。
 子どもたち、若い女性たちがもっとも放射線による健康被害を受けやすいことから、私たちは、こうした原発事故の被害者でもある人々の支援に力をそそぐことになりました。そしてまた、それまでのような被災者・支援者という関係ではなく、両者が力をあわせて、みんなで支援する体制が早い段階からできていきました。

 2年半以上をすぎ、「むすびば」の発足当初から活動していた「うけいれ隊」、「いやし隊」のほか、「くらし隊」、「みみをすますプロジェクト」、「むすびば商店」など、それぞれのミッションを掲げた多様なチームができ、独自に活動するようになりました。「むすびば」という大きなくくりがなくても、それぞれこの2年半につちかったパワーで、独自に活動するほうが、今後はより効果的な支援ができるのではないか。そう考え、私たちは「むすびば」を発展的に解散することにしました。今後は、それぞれのチームが「むすびば」の心を引き継ぎながら、それぞれの支援活動をしていくことになります。すでにNPO法人化を進めているチームもあり、今後は、さらに多様な支援活動になることでしょう。

 「むすびば」としての実質的な活動は12月末までとし、年明けからは閉会作業を行い、2014年3月で「むすびば」は発展的に解散します。これまで「むすびば」を支援してくださった皆様に心より御礼を申し上げるとともに、今後もそれぞれ独立して支援活動を行うチームをどうかご支援ください。

2013 年10月
東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌(むすびば)
共同代表 小野有五、みかみめぐる、富塚 廣、運営委員一同